知ればもっと美味しくなる。希少部位シャトーブリアンが特別な理由。
コラム
焼肉の世界において、最高級の代名詞として語られる部位がシャトーブリアンです。名前こそ有名ですが、なぜこれほどまでに希少で、多くの美食家たちを虜にし続けているのか、その理由をご存知でしょうか。シャトーブリアンは、牛の腰の内側にあるヒレ肉の、さらにその中心部にある最も肉質の良い部分だけを指します。一頭の牛から取れるヒレ自体が非常に少ない中で、シャトーブリアンとして提供できるのはわずか数キログラム。その希少性の高さから、まさに究極の部位と称されています。
この部位の最大の特徴は、驚くほどの柔らかさと上品な味わいにあります。牛の体の中でもほとんど動かされることのない筋肉であるため、繊維が驚くほど細かく、箸で切れるほどの繊細さを持ち合わせています。また、サシが過剰に入りすぎず、赤身としての純粋な旨味と、体温で溶けるような上質な脂の甘みが完璧なバランスで共存しています。一口含めば、噛むというよりは解けるような食感とともに、宮崎牛の深いコクが静かに広がっていくのを感じていただけるはずです。
繊細な部位だからこそ、下処理には一切の妥協を許しません。プロの技術で仕上げられた一皿は、特別な日の夜を彩るにふさわしい輝きをもたらします。落ち着いた隠れ家のような空間で、この特別な部位ならではの至高の口溶けを心ゆくまでご堪能ください。